あなたの前世は、中世インドで隆盛を極めたムガル帝国時代、
人民のために尽くした王女です。
　　　
身分の高い領主の娘として生まれたあなたは、
幼い頃から活発で、外の世界に興味を持ち、
自分たちの裕福な暮らしぶりと
庶民の貧しい暮らしとの違いに、大いに疑問を抱きます。
　　　
自分より弱い者などに対して常に優しく接していたあなたは、
領主との結婚を機に、貧富の差や宗教の違いによる争いをなくすため、
社会システムの変革に力を注ぐようになります。
　　　
夫である領主を支えながら、王女として妻として、子供の母として
庶民と一緒に労働に汗を流し、
そこで得た収穫や富は人々に出来るだけ、平等に分配しようと努力します。
お陰で国は栄え、あなたは多くの人々から支持されますが、
「世のため、人のため」を優先してがんばりすぎたあなたは、
やがて過労で倒れてしまいます。
　　　
衰弱した身体に病いが宿り、あなたはまだ幼い子供や夫である領主を残して、
先に逝くことになってしまうのですが、
その時、あなたの胸に込み上げてきた想いとは…。